発達段階に即した効果的な指導内容についての考察

          ―島根県のミニバスケットボールの場合―

                        森山  恭行

A Study of Effective Coaching Programs that are fit for the Development

       The Case of Mini Basketball in Shimane Prefecture   

Key wordMini BasketballCoaching ProgramsDevelopment

1、始めに   

  ブラジルのサッカー、カナダのアイスホッケー、ニュージーランドのラグビー、そしてアメリカのベースボール・バスケットボールなどは、それらの国々の子供たちにとって競技種目ではなく遊びである。空き地や公園などでプレーする姿を容易に見つけることができる。子供たちはテレビで観るプレーの真似をしたり、様々な形のミニゲームを通じて、自然にスキルをマスターする。そしてそれらの子どもたちの中から、選ばれた者たちが競技者として活躍していく。しかしこれらも、テレビゲームなどのハイテクなビジュアル玩具が世界各国に蔓延すれば、様相は変わるのかもしれない。既に日本では、屋外で野球などのスポーツに興じる子供たちの姿を目にすることが、めっきり少なくなった。遊びの中での身体能力の開発に可能性が少なくなった現在では、子供たちのスポーツ場面に接する指導者の役割はより一層大切になってきたといえる。

  球技に関して言えば、競技者として活躍する選手の個々の能力の50%近くの要素が小学校期に開発されると考えられる。子どもたちが持っている可能性(素質)を生かすか殺すかは、指導者が握っていると言っても過言ではない。名古屋グランパスエイトの前監督A・ベンゲル氏が帰国の際に、「日本のサッカーを変えるには、12歳以下の指導から変わっていく必要がある」という言葉を残した。この言葉は、サッカーだけに止まらず日本のスポーツ全体への提言であると受け止めることができる。

発達段階に即した効果的な指導、小・中・高とつながる一貫制のある指導という観点から島根のミニバスケットボールの指導内容についてまとめてみる。

 

 

2、発達に即した適切なトレーニング

表1  年齢に応じたスポーツ活動における諸能力の発達   (1986宮下)                                                       

いろいろな動作に挑戦し、スマートな身のこなしを獲得する

 

(脳・神経系)

 

 

軽い負荷で持続的な運動を実践し、スマートな動作を長続きさせる能力を身につける

(呼吸・循環系)

負荷を増大させ、スマートな動作を長続きさせると共に、力強さを身につける

 

(筋・骨格系)

スポーツに関わる身体動作を十分に発達させた上に、試合の駆け引きを身につけ

最高の能力を発揮できるようにする

 

    11歳以下            1214                1518                19歳以上

 

表2 発達段階に即したトレーニング主眼

体力要素

小学生

中学生

高校

敏捷性

 

 

筋力

 

パワー

 

 

全身持久力

 

柔軟性

平衡性

 

 

協応性

 

 

*視覚能力

 

 

特に必要   ○必要

 

表3 発育発達段階に応じた課題   (サッカー指導教本より抜粋)

●5〜8歳ごろ(Pre-Golden Age

@神経系の発達が著しい年代で、さまざまな神経回路が形成されていく。

A発達する神経回路にさまざまな刺激を与え、その回路を張り巡らせること、すなわち、多種多様な動きを経験させる。

  いろいろな遊び、身体活動を経験させ、そしてサッカー(バスケット)が好きという状態で“次のステージ”へと送り出す。

9〜12歳ごろ(Golden Age

@  神経系の発達がほぼ完成に近づき、形態的にもやや安定した時期。

A一生に一度だけ訪れる「即座の習得(*)」を備えた特異な時期である。

  動作習得にとってもっとも有利なこの時期に、クリエイティブな選手(**)になるために必要な要素を習慣づけておくことがが大切である。このことが、将来大きく成長するための重要な鍵となる。

13歳ごろ以降(Post-Golden Age

@発育のスパート期(思春期スパート)を迎えるために、骨格の急激な成長が見られる。

A骨格の急激な成長により、身体の支点・力点・作用点に狂いが生じる。このために、新たな技術を習得するには不利な時期―クラムジー(Clumsy)と呼ばれる―となり、今までできていた技術が一時的にできなくなったりする。

B同時に、男性ホルモンの分泌が著しくなり、これは速筋線維の発達を促し、これまで身につけた技術をより速く、より強く発揮することが可能になる。

Cこれまであまり目立たなかった選手が急に頭角を現したり、逆に少年期のスターが単なる平凡なサッカー選手になったりする。

 新しい技術の獲得よりは、「今までに身につけた技術・習慣を実戦の中でも発揮」と 

いうことが課題となる。

15〜16歳以降(Independent Age

@クラムジーが終わると、自立のための準備期になる。

  それまで身につけたサッカーの基本を実戦の中でも発揮、その上に個性を発揮できる 

ようになる。

 

  即座の習得: あらゆる物事を短時間で覚えること

*クリエイティブな選手: 良い身体の向き→有効な、広い視野→状況把握

→的確な判断・技術の発揮→局面に応じた最も適切なプレーができる選手

 

 

選手としての理想像

理想的な選手がいるとすれば

@身長が高く

A手足が長く

B鋭く高い跳躍力、ダッシュ力があり

C接触を苦にしない強い筋力を持ち

D連続したアップダウンの運動に耐える持久力を持ち

E対人感覚にすぐれ

F緩急をつけたボディーコントロール、ボディバランスが巧みで

G自由自在にボールをコントロールし

H視覚能力に優れ(*)

I状況に応じた適切な判断力を持ち

Jルール及び戦術に精通し

K 熱い闘志と冷静な自制心を持つ          選手

 

ということになるであろうか。上記12の要素すべてをミニバスの指導者が、指導によって高めることが可能だろうか。@〜Aの長育は遺伝的な素質による影響が極めて高いと言われてる(**)。また表1〜3が示すように、適時性・効率を考えると、B〜Dの筋力・パワー・持久力の養成に多くの時間を費やすことは良策ではないと考えられる。JやKの戦術の理解やセルフコントロールも加齢による知的・精神的な発達が伴わなければ難しいであろう。

つまり、ミニバスの指導者が主として指導すべきことは、E〜Iの調整力を高めるということになる。

例えば、小学校の時に覚えた自転車乗りや水泳を忘れないように、一度出来上がった神経系の回路はなかなか消えない。また、小学生が1週間で覚える1輪車乗りは、成人では2ヶ月かかると言われている。一方、100m走や1500m走の記録が20歳から30歳をピークとして低下していくように、筋系、呼吸・循環系の体力は簡単に消失する。だからこそ、小学生時のトレーニング主眼は神経系の開発におくべきなのである。

 

視覚能力(スポーツビジョン・アビリィティ)

“すべてのスポーツはビジョンに始まる” おそらくスポーツをする者の情報の90%以上は眼から取り入れられている。神経系の開発から考えれば小学校期が、トレーナビリティ(トレーニング効果)の期待値が最も高い時期である。

  スポーツビジョンの能力には次のようなものがあると言われている。

イ、動体視力:動いている目標をハッキリとらえる能力

ロ、周辺視野:顔を動かさずに眼の端でとらえる能力

ハ、眼球運動:ポイントからポイントへ速く正確に視点を移動させる能力

ニ、焦点調節(輻輳運動):焦点を素早く的確に合わせる能力

ホ、深視力:目標との距離を的確に判断する能力(距離感、立体感)

へ、眼と手の協調性:周辺視野でとらえた視標に手で素早く正確に反応する  能力

バスケットは、高いレベルのビジョン能力が要求されるスポーツの1つである

 

*「中華人民共和国国家体育運動委員会タレント選抜研究グループ」が発行した「スポーツタレントの科学的選抜」という本によると、中国人1821人のデータから、次のような身長の予測モデルが作られた。親の身長から子どもの到達身長が予測できる。 

息子の身長(cm)=596990419×父親の身長+0265×母親の身長

娘の身長  cm)=430890306×父親の身長+0431×母親の身長

 

*手の長さを知る一つの指標に「指極」(左右の手を横に広げた時の指先から指先までの長さ)がある。肩幅の広さも影響するので単純に手の長さだけを知ることはできないが、指極が大きいことはバスケ選手にとって大変有利な適正をもっていることになる。指極―(マイナス)身長、を見た場合、中国のバレーボールチームの平均は女子が37cm、男子が78cm、キューバ女子の元エースサンチェスは、203cmという報告がある。一般の日本人の場合、身長と指極はほぼ同じ長さである。白人、黒人は手足が長く、アジア人(黄人)は短いと言われている。

3、こんな指導者にはなって欲しくない

1、足首、膝、腰などに障害を持たせる

2、練習中、上手い選手だけにプレー時間を与え、下手な選手は見物・応援だけ

3、成長の早い選手をその身体的特性を最大限に活用できるポジションにつかせ、体力の優位性だけのパフォーマンスを求める(背の高い選手にゴール近くのプレーだけをさせる)

4、バーンアウト(燃え尽き)させる

5、チームの成績だけを目標に指導する

 

、練習メニューを作成する上で考えて欲しいこと

1、ボールと接触する時間を可能な限り長くとって欲しい

ボールとの接触感覚は、長時間かかって身につくものである。コートの外で見学している時にも、ハンドリングやその場でのコントロール・ドリブルなどを練習させて欲しい。私の経験によると、バレーボールや野球で育った選手は、バスケットをやっていなくても良い接触感覚を持っている。

2、様々な「鬼ごっこ」を用意して欲しい

対人感覚およびボディーコントロールを身につける為には、いろいろとアレンジした「鬼  ごっこ」が最適であると考える。調整力の高まる「鬼ごっこ」を多く取り入れて欲しい。

3、視る能力(特に周辺視野)を育て、ゲームセンスを養って欲しい

バスケットをはじめとする様々なボール運動を介してスポーツビジョン能力が開発される。当然のことだが、スポーツ種目によって、高められるビジョン能力は異なる。バスケットではボールのスピードがあまり速くないので、動体視力の著しい発達は期待できないが、自分の周囲の選手を見渡す機会が多ければ周辺視野が開発される。言い換えれば、周囲の状況を見る必要のない練習では、周辺視野は一向に開発されていかない。

周辺視野能力を利用した「周囲の状況判断力」はいわゆる「ゲームセンス」を構成する大切な要素となる。「ゲームセンス」を定義すると「瞬間的な状況判断力と、それに対応する次の動作選択に関わる能力」(真下一策:SportsletterVol.10)となる。チャンスを逃さずにパスをしたり、パスを貰う為に最も良い場所に移動することのできる状況判断力はゲームライクな練習をしなければ育たない。ゲーム=55ではなく、いろいろなゲームを用意して欲しい。レベルに応じたルール・内容のゲームが必要である。ゴールの数が少ない学校や、体育館の狭い学校では、ゴールをポートボール式にしたり、コートの大きさを狭くして沢山のコートを作るなど、多くの子どもがプレーできるように工夫して対応して欲しい。パスの回数を競うゲーム、ボールで相手選手にタッチするゲームなど「ゲームセンス」を磨くためのゲームはいくらでも考えられる。「ある程度のレベルに到達したら正式なゲームをする」ではなく、目標・レベルに応じたルールを設定してどんどんゲームをおこなって欲しい。

ドリブルすることが周辺視野の開発を妨げていることも考えられる。ドリブルができることと、ドリブルを使うことは別物である。

4、効率に配慮して欲しい

1つのゴールを何人で使えるか?  例えば「20人並んで1回のシュート」では効率が悪く、運動量が確保できないばかりか、学習効果も上がらない。「習うより慣れろ」の内容については、複数のステーションを設けメニューを消化させて欲しい。1つのコート内でも、シュート、ドリブル、パスと異なった内容の練習をさせて効率を計ることができるはずである。

5、体格・体力に応じたグループ分け

 小学校高学年の体力年齢差は、とても大きなものである。学年に拘ることなく、体格・体力などの成熟に応じたグループ分けをすることは、怪我の防止、成功感の享受に役立つ。また、島根県では男女を分けて活動することが一般的になっているが、この事が女子の技術レベルを停滞させている原因になっているとも考えられる。成熟の早さには個人差があることを納得させ、学年・性別に拘らないグループ分けをすることが必要である。

また、別の観点から、学年を縦割りにしたグループ分けをすることは、下級生達の「模倣による上達」に繋がる。学年別による画一的なグループ分けを見直してみて欲しい。 

アメリカではシーズンオフの夏休みにサマーキャンプが開かれ、8歳から17歳までの子ども達が集まるが、その際のグループ分けは決して暦年齢によるものではない。

 

5、ミニバス時代に教えておいて欲しいこと

発達段階からみて、ミニバス期がどういう時期にあたるかを説明してきた。最後に、具体的に必ず教えておいて欲しいことについて書く。

1、正しいシュートフォームを身につける(悪い癖をつけない)

現代のバスケットではシュートが入らない選手は試合に出場し活躍することができない。かつてはシュートが苦手でも他の技術で補うことも可能であったが、現代のように高得点を獲得しなければ勝てない時代では、シュートが下手なことは致命的な欠陥である。

一度身につけたスキルを修正することは、極めて困難な事である。筋力の乏しいミニバス期に、好ましくないシュートフォームを身につけてしまい、それが何時までも直らずに困っている選手が多くいる。

  高年齢の者と同じようなフォームでシュートすることは難しいことである。筋力の発達に伴って自然と打点は高くなる。正しい関節・筋肉伝達の方法を身につけて欲しいと思う。

2、正しいキャッチングフォームを身につける

シュートと同様に、キャッチングのフォームも一旦悪い癖がつくと、いつまでも直らずボールを受け損ねることの多い選手になってしまう。膝を軽く曲げて上体を起こし、手のひらをボールに向けることを徹底して欲しい。

3、ストップ、ピボット、ターンなどの重心移動がスムースにできる

「ボールを持って移動することはできない」、「ピボット動作であればボールを持って片方の足を何度でもどこへでも動かすことができる」というルールはバスケット特有のルールである。つまり取り出して指導しておかないと自然には身につかない動作と言える。オフェンス技術を発展させる為には、瞬時にストップできるボディバランスや、ディフェンスが近づいた時に、ピボットを踏んでディフェンスのプレッシャーから逃れ、またそこからドリブルで「抜く」技術が不可欠である。ストップもピボットも重心をいかにコントロールできるか、つまり重心移動の巧みさが必要な技術である。バスケットの速さは対人動作における速さであるので、筋スピード以上に重心移動の上手さが速さを生むと考えられる。筋スピードは遺伝的な素質の影響が強いのだが、重心移動の巧みさは幼児期・学童期の運動経験によって後天的に身につくと考えることができる。

4、自由自在にボールを扱うことができる

アメリカの子供たちは小さい頃から様々なボール・ハンドリング・ドリルによってボール扱いに慣れる。視野や対人感覚の問題から、「ボール扱いが上手な人」=「パスやドリブルの上手な人」にはならないが、ハンドリングの良さは、良いパッサー・シューター・ドリブラーの必要条件である。

5、「危ない」という感覚がわかるディフェンス

コート上の選手全員の位置を把握しながら、「危ないところ」と「危なくないところ」の判断をして動くことはとても難しいことである。状況判断のできる感覚を育てて欲しい。脚力やシステムは高学年からでも教えることができる。

6、スクリーンプレーは基本技能である

スクリーンプレーはバスケットボール特有の技術である。高度な応用技能ではなく、基本技能と考えて欲しい。周辺視野が広がるばかりでなく、コート上で見物する選手が減るはずである。ただし、ボールマンへのスクリーンについては、皆がボールの周辺に集まる心配があるので、適切な指導が必要であろう。

7、オールラウンドな選手づくり

過去10年間に島根県内で、195cmを越えた男子高校生、180cmを越えた女子高校生のバスケット選手は皆無である。全国レベルの長身センターを輩出することは極めて困難な事といえる。

「島根の競技者は低身長である」「小学校時の長身者も高校では普通の人」という前提で、ポジションに偏らないプレーを教えて欲しい。

8、球技センスを高める

前項で述べたように、様々なゲームを通じて「観て動く」能力が育つ。1対1の強さを持ちながら、学年がすすむにつれて活躍できなくなる選手のほとんどは、予測能力の乏しい、いわゆる「球技センス(勘)」のない選手である。バスケットは複数の人間が入り交じって行うスポーツであることを大前提にして指導して欲しい。

 

6、中学校・高校の指導目標

中学校

前述したように、心肺機能が高まり全身持久力が向上する時期である。私自身、1500m走の生涯記録は中学3年生の時に作ったものである。高校生と比べても遜色ない持久力を持てる時期である。

速攻を中心としたオフェンス

 ・粘り強いディフェンス

 

運動量の豊富な選手を育成して欲しい。オフェンスではボールを持ってからの動きだけでなく、ボールを貰うための動き(良い場所に動いてボールを貰う)を要求して欲しい。ディフェンスでもボールマンに対した時だけ守ろうとするディフェンスでは困る。トランジション(攻防の切り替え)の速いバスケットを目指して欲しい。

体重を負荷にした筋力トレーニングは積極的に行って欲しい。

 

高校

 筋力・パワーが充実してくる時期である。また精神的にも安定して来る時期である。

ウエイトトレーニングを中心に身体作りをしっかりと行って欲しい。上手さよりも力強さを求めた方が良い。

 ・バスケットについて理論的に理解させよう。ルールの理解は勿論、戦術についても理解させ、意図して動くことを習慣づけよう。

7、指導のためのヒント、Q&A

1)                 Q:左右の動き(例えば、左右の手のレイアップショット)は最初から同じようにやらせるべきですか?

     A:学習者が、学習の初期の段階を経過して確実に中期に達した時に初めて、逆側

   での練習を内容に取り入れるほうが良いでしょう。これは、片側の手・足を鍛えると    

   反対側も強化されるという両側転移があるためである。(R・Wクリスチナ:スポーツ

   技術の指導、P89

2) Q:練習効率と人数について教えて下さい?

 A:適正指導人数の目安は、1人のコーチに対して2025名。この適正人数を超えてしまっては、選手から見るとごく一部しか、あるいは誰一人として十分に指導してもらえないという状態となる。このようなときは、

@コーチの人数を増やす

A練習時間を減らして時間帯をずらす

  B練習頻度を減らして、曜日で交代する

といった方法をとる方が、結果的には効果があがるはずである。(サッカー指導教本、P13

 

参考文献           

「サッカー指導教本」(財)日本サッカー協会、(1997

「かながわバスケットボール指導教本」神奈川県生涯スポーツ振興会議スポーツ科学研究会、(1994

「子どものスポーツトレーニング」森永スポーツ&フィットネスリサーチセンター、(1996

「スポーツ技術の指導」大修館書店、(1991

「スポーツタレントの科学的選抜」道和書院、(1998

「骨格筋に対するトレーニング効果」NAP、(1996

「骨格筋」NAP(1997

「スポーツと眼」大修館書店、(1992

「スポーツのための視覚学」NAP、(1997

「眼で考えるスポーツ」ベースボールマガジン社、(1995

Coaching Youth BasketballHuman Kinetics、(1991